2019年9月21日 (仮訳)空中から分離されたビョウタケ目アナモルフ菌の新属、Curviclavula Delgado, G., Miller, AN. & Fernández, FA. 2015. Curviclavula, a new genus of anamorphic Helotiales (Leotiomycetes) isolated from air. Mycological Progress. Available at: https://www.inhs.illinois.edu/files/5414/7853/7658/Curviclavula_Delgado_et_al_MycoProgress2015.pdf [Accessed September 21, 2019] 【R3-06608】2019/9/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国ニューメキシコ州の針葉樹林において空中から分離された菌を検討し、Curviclavula anemophilaとして記載した。 本種は分生子柄が1-5回二叉分岐し、分生子形成細胞が不規則なシンポジオ状で、分生子が類球形~広棍棒形であることなどで特徴づけられた。 本種の分生子は頂部細胞が屈曲して側方、次いでその他の細胞と融合するという発達様式を示した。 United States, New Mexico, Los Alamos Co., Los Alamos (新種) Curviclavula anemophila G. Delgado, F.A. Fernández & A.N. Mill. 語源…(属名)屈曲した小棍棒(分生子の形状から)/(種小名)風を好む(空中から分離されたことから) 【よく似た種との区別】 Cheiromycella microscopica 分化分生子柄を形成する 分生子柄を繰り返し分枝する 分生子形成細胞が単出芽型または多出芽型 分生子脱離が裂開性 分生子の形状が類似している 本種と異なり米国ではなく日本などに分布する 本種と異なり空中ではなく枯れたブナの樹皮などから分離される 本種と異なり分生子柄が短い 本種と異なり分生子柄が1-5回二叉分岐するのではなく不規則に分枝する 本種と異なり分生子形成細胞が無限生長ではなく有限生長である 本種と異なり分生子形成細胞が膨大した棍棒形、樽形、球形、または類球形 本種と異なり分生子がスライム状のしっかりとした塊をなす 本種と異なり分生子の腕が融合することがない 本種と異なり分生子基部の縁にフリルを欠く 本種より分生子の細胞数が多い